基本情報技術者試験で理解しておきたい!EPROMとは何かを初心者向けにやさしく解説
生徒
「ROMにはいろいろ種類があるみたいですが、EPROMって何が違うんですか?」
先生
「EPROMは、一度書き込んだ内容を消して、また書き直せるROMです。」
生徒
「ROMなのに消せるんですね。不思議です。」
先生
「仕組みを知ると、とても納得できますよ。順番に見ていきましょう。」
1. EPROMとは何か
EPROMとは、Erasable Programmable Read Only Memoryの略です。 読み方はEPROM(イーピーロム)といいます。 EPROMは、内容を書き込んだあとでも、特定の方法で消去して再び書き込めるメモリです。
電源を切っても内容が消えない性質を持っており、 このようなメモリは不揮発性メモリと呼ばれます。 不揮発性メモリは、読み方は不揮発性メモリ(フキハツセイメモリ)といいます。
2. EPROMの大きな特徴
EPROMの最大の特徴は、内容を消去して再利用できる点です。 PROMのように一度きりではなく、何度か書き換えが可能です。
ただし、消去するには特別な方法が必要で、 通常の操作で簡単に消せるわけではありません。 この点が、後に登場する別のメモリとの違いになります。
3. EPROMの消去方法
EPROMは、紫外線を当てることで内容を消去します。 このため、チップの中央に透明な窓が付いているのが特徴です。
紫外線を一定時間当てると、内部の情報がすべて消え、 まっさらな状態に戻ります。 その後、再び新しい内容を書き込むことができます。
4. EPROMとROMの関係
ROMは、読み方はROM(ロム)といい、読み出し専用メモリの総称です。 EPROMは、このROMの一種に分類されます。
マスクROMは製造時に内容が固定され、 PROMは一度だけ書き込みが可能です。 EPROMは、その中間的な存在として登場しました。
5. EPROMが使われる理由
EPROMは、開発中の装置や試作品でよく使われてきました。 内容を消して書き直せるため、調整や修正がしやすいからです。
何度も試行錯誤を繰り返す場面では、 EPROMのようなメモリが非常に役立ちます。
6. EPROMを身近なもので例えると
EPROMは、黒板にチョークで書いた文字に例えることができます。 書いた内容はそのまま残りますが、消そうと思えば消せます。
ただし、消すには黒板消しが必要で、 手軽に部分的に消すことはできません。 この点がEPROMの特徴とよく似ています。
7. EPROMの歴史と現在
EPROMは、PROMの不便さを解消するために登場しました。 再利用できるという点は、当時としては大きな進歩でした。
現在では、さらに簡単に書き換えできるメモリが主流になっていますが、 EPROMの仕組みは、メモリ技術の発展を理解するうえで重要な存在です。 ROMの進化の流れを知るための、欠かせないステップとなっています。